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”読書とは他人にものを考えてもらうことである。”(p.127)
”1日を多読に費す勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。”(p.128)
”熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものとなる。”(p.128)理解したものを反芻し、自身の一部としてはじめて読書が価値あるものとなるのである。
”悪書は、読者の金と時間と注意力を奪い取るのである”(p.132)
”比類なく卓越した精神の持ち主、すなわちあらゆる時代、あらゆる民族の生んだ天才の作品だけを熟読すべきである。彼らの作品の特徴を、とやかく論ずる必要はない。良書とだけ言えば、だれにでも通ずる作品である。”(p.134)確かに言いたいことは十分にわかる。
”幸い私は早く青年時代に、A・W・シュレーゲルの美しい警句に行きあたり、以来それを導きの星としている。『努めて古人を読むべし。真に古人の名に値する古人を読むべし。今人の古人を語る言葉、さらに意味なし。』”(p.135)
読書について 他二篇 (岩波文庫) | ||||
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